DIYシリーズvol.1 キエーロを作ってみよう

DIY

うみちゃんやまちゃんのうみちゃんです。

キエーロとは!?

突然ですがみなさんキエーロをご存知ですか?

キエーロは、黒土中に含まれるバクテリアの力を利用し生ごみを分解し消滅させる生ごみ処理機です。葉山町発祥で、臭いや虫の発生が少なく投入後堆肥がでないなど手間がかからないことから注目されています。

http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/kurashi_tetsuduki/kurashi/gomi/1568788760478.html
義理の姉が自作したものです
スコップで穴を掘り、生ゴミを埋めます

黒土中のバクテリアの力により生ごみを分解する生ごみ処理機です。

生ごみは卵の殻、野菜の皮、肉の骨、貝の殻なんでも構いません。

キエーロの黒土を20〜30センチ掘り、その中に生ごみを入れ、土を被して、夏なら4〜5日、冬なら2〜3週間埋めておくと「あら不思議?」埋めておいた生ごみがすっかりさっぱり消えてなくなります。

自然の力を借りてゴミを減らすこのキエーロはゼロウェイスト生活には必須なアイテムと言えます。

キエーロを作ろう!!

さて、例に違わず我が家もゼロウェイストを意識し始めて、最初にゴミを減らす方法として取り組もうとしたのがキエーロの設置でした。

キエーロは購入すると1万5000円程度するそうです。自作する方も多くその場合木材、波板、黒土などで5000円程度はかかります。

買うのも、ただ作るのも面白くないと思い、可能な限り今自宅にある最小限の材料で作れないか考えてみました。

するといいものがあることを思い出しました。約20年前に両親に買ってもらい、壊れて納戸に眠っていたタンスです。このタンスを材料にキエーロを作ってみることにしました。

一番下の段が壊れてしまい、納戸に眠っていました

キエーロの材料!購入するものは最小限に!

キエーロの材料を以下の通りです。

  1. 木枠を作る板
  2. 木枠を固定する角材
  3. 蓋となるポリカ波板
  4. 波板を固定する角材
  5. 蝶番
  6. 黒土

この中で1はタンスを利用して、2と4は義理の両親の家で拾ってきた廃材を使うことにしました。

波板、蝶番、黒土は代用できるものがなかったのでホームセンターに購入しに行きました。

  • 波板     1200円
  • 黒土16ℓ2袋 600円
  • 蝶番      220円

波板はちょうどいいサイズがなかったので、ホームセンターの工作コーナーの波板ハサミで必要な大きさにカットします。波板は普通のハサミできるとかなり大変なので必ずホームセンターでカットしてよかったです。波板ハサミを借りれることを知らず危うく帰るところでした。。。(꒪ω꒪υ)

波板ハサミで必要な大きなにカット

土は庭の土を代用したり、培養土を使ったりする方も見えるようですが、バクテリアがもっとも高濃度でいる黒土が一番いいです。とくに熱処理されたような土ではバクテリアがいないので使用できません。

キエーロを組み立てよう!

まずはタンスを二段引っ張り出します。そのうち一段はすでに壊れておりそこが抜けているので、ふたつを重ねて、接着剤で軽く止めます。

次に拾ってきた廃材でタンスの四隅をねじ止めします。

ここで一つ問題が。。。

廃材が硬い!!!電動ドライバーを用いましたが全然刺さらず、霧で穴をあけてなんとかネジを差し込みました。こんなに硬いなら角材を購入してもよかったかな。

タンスの内側を止めたら今度はフタをつけるために外側にも角材を2本固定します。

タンスの取手を外してその穴にネジをいれて固定しました

タンス外側の角材の上に1本の角材を固定します。その角材と波板を蝶番をもいて、とめることでふたにします。

波板の蝶番と反対側にも角材を固定します。これをつけておかないと重さがなくて波板の蓋が簡単に開いてしまいます。

最後に黒土をいれたらキエーロ完成です!!生ごみよ!消えーろ!

作ってみて!使ってみて!

タンスを使うことで木枠を作らなくよかったので時間短縮になりました。いらないタンスも捨てずに済ました。

作業時間としては1〜2時間くらい。

廃材を固定する時はあまりに硬くてやや手こずりましたが、それ以外は割とスムーズに作業を行うことができました。

反省点としては波板の向きです。波の向きを縦にしまったため、あけるときにベローンと波打ってしまいます。他の方が作成したものをみるとみんな横向きに波板をつけています。そうすれば波板にも強度がでて、開きやすかったと思います。(✳︎一番上の写真(義理の姉の自作したキエーロ)をご参照ください)

実際に生ごみをいれてみましたが、卵の殻、葉物の野菜などはほんの数日でなくなります。大きな茎や黒土にしっかりと覆われていなかったものは残っていましたが、もうしばらく埋めておければなくなりそうです。

日光があたり、風通しの良い場所においておいたおかげか虫が湧くこともほとんどありませんでした。

中鍋一杯くらいの生ごみをいれましたが、残ったゴミはごくわずかでした。

今後、生ごみを大幅に減らせることは間違いありません。

ゼロウェイスト、サスティナブルな暮らしに一歩近づけたかな?

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